2010年06月29日

火の鳥・・尾去沢鉱山の始まりの話

  開山1300年といわれる尾去沢鉱山、今は史跡として鉱山の歴史、採掘跡を間近に観ることができます。
 この鉱山の発見にまつわる伝説は「光る怪鳥」や「遣い(つかい)姫物語」、「金の長いも」などいくつか残っています。(秋田県鹿角地域振興局発行「鹿角の伝説」より)
 
 今回紹介するのは、伝説ではなく著名な作家の著作「火の鳥」
 火の鳥といえば巨匠・手塚治虫の代表作ですが、これは児童文学作家 齋藤隆介と切り絵作家 滝平二郎による絵本です。

火の鳥・・尾去沢鉱山の始まりの話
  







  





  秋田のくに、
  鹿角の郡、尾去沢のさとの その夜は、
  すばらしい星ぞらだった。

火の鳥・・尾去沢鉱山の始まりの話 
















 で始まる物語は、12才の女の子が、稲や麦を焼き百姓を苦しめる“火の鳥”を退治するため、ひとりで母親の形見のかんざしを持って、山に登るというもの。そして退治され亡骸となった火の鳥がおちた場所には、銅の鉱脈が・・・。
  
 尾去沢鉱山の発見と、かしこくて、勇気があり、優しい女の子の物語を、お子さんと一緒に読んでみませんか。
 「むかし、秋田のきたのはずれ、かづのというところに ひさというおなごのわらしがおってなあ。」ではじまる「ひさの星」も斉藤隆介の作品です。


 


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Posted by のんびり探検隊 at 10:14│Comments(2)観光施設
この記事へのコメント
斎藤 隆介は「八郎」など秋田を舞台にした作品が多いですね。秋田魁新聞の記者をしていたせいでしょう。「火の鳥」「ひさの星」読んでみたいと思います。
Posted by 凧男 at 2010年06月30日 06:08
 齋藤隆介作品は子どもに読み聞かせしてあげたいものが多いですね。探検隊員“くどくど”も、一昔前になりますが、代表作の「ベロ出しチョンマ」や「花さき山」などを読んであげました。鹿角や秋田を舞台にした作品が多いのも嬉しいですね。
Posted by 探検隊員 くどくど at 2010年07月08日 09:57
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