日本一辛い大根

のんびり探検隊

2008年10月28日 19:20

みなさんは「しぼり大根」という大根をご存じでしょうか?

しぼり大根は日本一辛い大根と言われており、鹿角市八幡平の松館地区で生産されています。
なんでも同じ品種を他の地域で栽培しても同じような辛さは出ないのだとか。
気候や土壌などいろいろな要因があるんでしょうね。

さて、そのしぼり大根ですが、食べ方がまたとっても変わっているのです。
(という私も、実はしぼり大根初挑戦なのですが・・・)

これがしぼり大根です。大根といっても長さは15㎝から20㎝くらい。
葉っぱはついてない状態で売っていました。普通の大根と違い、葉は食べないそうです。


しぼり大根はおろし専用の大根です。
まずは地道にすりおろし、すりおろし。
私は皮をむいてしまいましたが、皮をむかずに皮の甘みと栄養分も一緒におろすのが正式だそうです。
(スミマセン。なにせ初めてなもので。。。)


すりあがりました!普通の大根より水分が少なくパサパサした感じかな。
まずは一口、あ~~~~ん

か、か、辛~~~~~~~い!!!
さすがは日本一辛い大根、その名は伊達ではなかった!
唐辛子やわさびの辛さではなく、あくまで大根の辛さなのですが、
とにかく辛い!口に入れて少したってからじわじわと来ます。

し・か・し・・・・・ ここからが本番です。
しぼり大根というからには、しぼるのが本来の食べ方なのですよ!!!
おろしたしぼり大根を布につつんでしぼります・・・


しぼった汁は少し白く濁っており、まあ普通の大根のしぼり汁と見た目は変わりなし。


これもこりずにいってみますか!
しぼり汁はしぼってから5~7分程度置いた位がもっとも辛みがでるそうなので、
しばし置いてから・・・
よ~~し、ルネッサ~~ンス!!!


辛いやないか~~~~い(by髭男爵)
これまた強烈な辛さです。とりあえず生搾りジュースでは無理だなと認識。

さて、前振りがあまりに長くなってしまいましたが、
実際の料理にあわせて食べてみることに。
ただ、この時点で私の頭の中は(こんなに辛いの美味しく食べられるのか)
と不安でいっぱいです。
まずは私の隣の席の先輩おすすめのイカの刺身とのコラボ。
お醤油にしぼり汁とおろしを入れてまぜまぜまぜ・・・
いただきま~す!


う、旨い!おいしい!!!
さっぱりしていて、しかしピリッとした辛みがちょうど良く最高です!!!
私はイカの刺身が大好物でよく食べるのですが、ワサビやショウガでは味わえない新しいおいしさです!

次は天ぷら・・・にしたかったのですが、売り切れてしまっていたのでトンカツです。
おろしトンカツのイメージで、たっぷりとおろしをのせたカツをポン酢としぼり汁のたれにつけて・・・


お~~、これもいける。
あれほど辛かった辛みも心地よくサクサクいけます。
最後はざるうどんのつけ汁と薬味として・・・


う~ん、これもおいしいです!
たれは味どうらくを使ったんですが、相性抜群でたれだけでも飲みたくなって
全部飲んじゃいました!

このほかにも、焼き魚にしぼり汁をかけたり、納豆に入れたりと美味しい食べ方がまだまだたくさんあるそうです。
しぼり大根は10月下旬から11月中旬が収穫時期とまさに今が旬!
保存もきくのでしばらくは食べることができます。
私は道の駅あんとらあのふれあい産直所で購入しました(150円)が、
スーパーでも購入できるところもあります。
見つけたらぜひ買って食べてみてください!
感動的な辛さを体験できますよ!!!




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