菜々の油 搾油施設
小
坂町では資源循環の取組として、小坂町バイオマスタウン構想を策定し、町内の休耕田などを活用して約30haの菜の花の作付けを行い、その油を搾る取組をしています。
今回は、そのナタネ油の搾油施設ご紹介します。
樹海ラインを小坂町から十和田湖方面に向うと、右手に日本の滝百選の“七滝”が見えてきますが、そこから100mほど行った左手に、搾油施設が見えてきます。
小坂町のナタネは「キザキノナタネ」と呼ばれる品種で、心臓に負担となるエルシン酸を含まない種を使っています。
さらに、ここの油の製造過程は他の施設とは違う特徴も多いんです。
まず、この焙煎する機械。
搾油前に焙煎することで、搾った後の油が香ばしくなります。
そして、圧搾法と呼ばれる搾りかたで、油を抽出します。
この方法は、一度にたくさん搾れないのですが、ゆっくり時間をかけて、油がやさしい味になります
ここの施設は小坂町の担当の方が東北管内などの施設を訪ね、たくさん勉強しながら設計した建物です。予算の少ないご時世ですので、お金がない分は知恵を結集して建設したんですね。
最近は取り組みもさることながら、味の評判を聞きつけて、京都の老舗の料亭からも注文があるそうで、売れ行き好調だとか。
小坂町のナタネ油は「菜々の油」の名称で販売しております。小坂町や鹿角市内などで275㌘ 630円(税込み)・660㌘ 1260円(税込み)で販売中です。
小さな町の大きな取り組みで生まれた、おいしい「菜々の油」を是非一度ご賞味下さい。
(取扱の業者さんも増えて、ネット販売も行っておりますので、菜々の油で検索してみて!)
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