葦名神社訪問

のんびり探検隊

2009年06月25日 11:00

 鹿角市の北部にある芦名沢集落に
「葦名神社」があります。
 貞観三年、慈覚大師の創建といわれています。
 貞観(じょうがん)年間は、859年から877年までだそうですので、
1100年以上の歴史があることになります。
 始めて訪ねて見ました。

 集落の家並みがほぼ途切れるあたりまで来ると、
ごらんのような鳥居があります。




 これをくぐって少し進みますと、
 赤い屋根の神社が木立の間から見えてきます。
 正面を下から見上げるとこんな感じです。




 階段を登って境内に進みます。
 境内には杉の古木がたくさん立ち並んでいます。




 階段を登りきりますと、手前右に水場、正面に拝殿があります。
 涼しげです。




 神社に向かって左側にこういう柱がありました。




 矢印があっちに進め、と言っています。
 進むとすぐに、こういう橋が架かっていました。
 吊り橋ではありません。木製の橋脚があります。



 渡っていると真下に水面が透けて見えるので、きらいな人もいるかも知れません。

 あとはこんな感じの杉林の中の小径になります。




 橋からゆっくり歩いて3分足らずで、左側に沢が見えてきます。
 その沢の縁にこんな大きな岩がありました。
 これが「衣岩」かと思われます。



 岩をぐるりと回って裏にいくと、裏川はえぐれていて、下に水がたまっていました。水中に何やら古そうな石も。




 今度は目を右上方に転ずると、岩に半ば食い込んだお堂が見えてきます。これがきっと「御室(おむろ)」でしょう。
 慈覚大師が神社にお納めする観音像をここで彫ったと伝えられている場所です。
 当時は岩穴だけだったようです。




 正面です。




 角度を変えて・・・



 岩に建物がはまっているのが分かっていただけるでしょうか・・・
 なかなか、神秘的な場所であります。

 神社に戻ります。
 ここは古いものから新しいものまで、たくさんの絵馬が奉納されていることで有名です。
 新しい絵馬は神社正面右側にこんな感じでたくさんかかっていました。
 小さい子供の願いは「いえにかわいいこいぬがきますように」など素朴です。




 古い絵馬は今回は見ることができませんでした、またの機会にします。

 芦名沢集落といえば、「芦名沢そば」を思い出す方も多いのではないでしょうか。
 例年年末から年始にかけて、たくさんのそばを作っています。
 鹿角市内のスーパーにも並ぶそうですので、食べたい方は
狙ってみてはいかがでしょうか(半年先のことですが)。

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