帰郷

のんびり探検隊

2012年10月27日 09:00

6月に放流し。。。

およそ三年の旅を経てちょうど今彼らが帰って来ています!!




脂がのったピンク色の美しい身はまろやかで甘く

淡水魚 サケ科随一とも評される美 味!


そうです、十和田湖が誇るヒメマスです
















そんな訳で行ってきました
十和田湖ふ化場へ




















ヒメマスといえば、十和田湖開発の父和井内貞行氏のおけげでこうして十和田湖のヒメマスの今があるようなものですね

以前先人顕彰館をブログで紹介した記事


かつてのピーク時は水揚げ量年間60トン!! 

ですが今年の目標値は10トンほど。



ヒメマスは他の強い魚・サクラマスなどに負けてしまったり、また自然受精では安定

した供給をまかなえないなどの理由もあり、毎年安定してヒメマスを供給するためにふ化場があるそうです。

ヒメマス一匹あたりに400個の卵が入っていて、今年は95万の卵を集めるそうです。

その中でも無事生まれ成長し放流するのは70万ほど。

放流する一部のヒメマスの尻ヒレをカットしおよ戻って来るヒメマスの尻ヒレを見て何年に放流したか判断するそうです


では施設をご紹介します。

こちらはふ化場内の様子です


















受精した日別に分けられ


強い光に弱い卵はこちらで一定の温度で大切に育てられます


















フタを開けて卵が入っている様子も見せていただきました 


















水温8℃で90日たつと生まれるそうです


そして体調が30㎜になった頃、外の水槽にお引っ越しです


















鳥などの外敵から身を守るためネットも張られます


そして6月下旬~7月上旬に体重2~3グラムに育ったヒメマスたちは十和田湖へ放流されます















以前のブログの放流式の様子の写真です



今年放流されたヒメマスと同じ水槽で育ったヒメマス


















見本のため放流されずにこちらで育ってます 

十和田湖にいるのはもう少し小さいようです


こちらは今年遡上してきたヒメマス


















ちょいと出番待ちです



サクラマスも




















ちょうど今年が和井内貞行氏の没後90年を記念し、鹿角市先人顕彰館では只今特別展が行われています来年の3月30日までです。


来月11月10(土),11(日)十和田湖休屋で十和田湖ひめます祭りが行われるそうです


ガッコ

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