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Posted by だてBLOG運営事務局 at

2010年07月06日

Wild Orchid 

1年ぶりでブログに投稿するボーリャ(♂)です。
(ボーリャ=ボリスの愛称。あっ、ロシアのSPYではありません)

今日は、鹿角のマル秘スポットの中でも極秘のスポットを紹介します。

その場所の名は、「作沢の沼」。
米代川の八幡平側本川である熊沢川の支流、樫内川の上流、標高800m
の国有林地内にひっそりと存在する、周囲600mあまりの小さな沼(湖)です。

訪れた日は、今にも泣き出しそうな梅雨空。多少降られることは覚悟しながら、
林道のおしまいで車を降りた後、私たちは地元夏井集落の方たちに案内されて
まるでけもの道のような急な山道をゆっくりと登って行きました。
途中2回休憩を取り、1時間半ほどかけてようやく作沢沼に到着。

以下、写真は一昔前のガラケー(F905i)で撮ったもの。かなり不鮮明ですが
どうぞ勘弁してください。

雨も上がり、風も止んで、湖面はまるで鏡のように周囲の森を映してる。

作沢沼の最大の見どころは、湖面を浮遊する大小三つの浮島。
コケが長年の間に積み重なって厚さ1~2mほどにもなったもの。冷たい水の中では
枯れたコケは完全に腐敗(分解)し切れず堆積し、浮島は少しずつ成長していく。
最大のものは全長10m、幅4mほどもある。



澄んだ水に浮かぶ島は水面から覗くと、まるでラピュタのよう。

対岸近くを漂っていた浮島(大)に、下のおじさんが乗り移り、杭を打ち込んで
ロープを結びつける。その後みんなでゆっくり引っ張って、浅瀬のある岸辺まで
引き寄せた。


100mくらい曳航するのに15分くらいかかった。

湖畔で拾った枝や棒きれで急ごしらえの桟橋を造って、さあ乗船。
浮島は歩くとふかふかして足元が覚束ない。
長い棒を櫓の代わりに漕ぎだすと、浮島はゆっくりと船のように動き出す。


体験のあとは、踏み荒らさないよう気をつけて岸に戻ります。

こうした浮島は、東北の高山の火口湖などにいくつか見られるが、いずれも
デリケートな自然の奇跡。やがて高層湿原が泥炭地や草原に変わるように
いつかは消えてしまうだろう。
八幡平の大沼にも昔は浮島があったと聞くが、大雨で流されて崩れたという。


浮島の表面はモウセンゴケがびっしり繁茂しており、そこには可憐な野生のランも。

沼の周囲には、たくさんの山野草が見つかるほか、モリアオガエルの繁殖が
確認されている。ほとんど人の触れていない、というより、大事に守られてきた
貴重な自然。


湖畔の茂みにうっとりするようなランを見つけた。Wild Ochid!

このランは「ショウキラン」といい、直接木の根に寄生?する種類。
だから、先ほど浮島で見つけたランと違い、葉っぱが無い。
野生の、肉食系のラン。
その薄紫の花弁はとても生々しく、かつてジャワ島のボゴールやコロンビアの
カリ市で見たカトレアを思い出した。
野生のカトレアは樹上にまるで熱帯蝶の群れが停まっているように咲いていた。
ただ、野生のカトレアが、熱帯の女性のように大胆に目立って、匂い立つのに
ショウキランは一見清楚で奥ゆかしげ。この土地の女性のように?
でも、やっぱり肉食系には違いない。

それでは、また。
                          ボーリャ でした。  


Posted by のんびり探検隊 at 06:58Comments(0)街の話題